年齢不詳 ♂ 175cm 62kg

 本篇の主人公。検非異使佐[ケビイシノスケ]四人のうちの一人。

 生真面目で冷静、哲学的な空気を醸す黒髪の美男子。見る者を惹き付けずにはおれぬ美貌の持ち主であり、呼子霊(よぶこだま)をはじめとする魅了魅惑の種の呪(しゅ)をよくこなす。
 検非異使としての使命に従順であると同時に度を超すことをよしとせず、等しく残虐を好む傾向にある検非異使佐四人の中では非異たる輩に一種の憐れみをかける異色の存在。妖刀・切千厄[キリチヤク]を帯び、その剣技は随一と目される。
 元は華艶丸同様に右衛門佐[ウエモンノスケ](官位は従五位上相当。右衛門府の佐官)を兼帯していたようだが、人の闇と関わる我が身が現(うつつ)に接してよいものかと悩み、やがて諦めて人籍から身を引いた。単に「検非異使佐」と言った際には四人が混同されるので、庁内では今でも「右衛門佐」と呼ばれている。過去の名は不明。「芒草(ささめ)」とは、水辺や沼などに生える笹萱(ささがや)・くぐ・茅(ちがや)・浜菅(はますげ)などの草を指す古い言葉であると言われているが、その字義はすすき。最も劣悪な環境に生えるばかりの飄々たる草ほどの意ではあるまいか。
 「をんなは哀れ」と呟き、氷の如き黒眼で疑惧者[ギクノモノ]を見詰める彼に、果たしてどのような過去があったであろうか...。
CV:金色蝶々 さん   
大判全身図はこちら (また別の窓で開きます)


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